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井上真利/Snapshot-起こりうるの記録-

2025.6.9[Mon]-6.28[Sat]​

ものを作るとき、そこには自分や、他の誰かを投影することが多々あります

今展では、主に自身と我が子に関するイメージが強いです

「子どもができると作品は変わる」

そんな言葉を散々耳にし、わたしはどうなるのかと期待と不安が入り交じる気持ちでした

 

生まれてからは世界が激変しました

狭まる視野と行動範囲

その狭い中に張り巡らせる意識は今までの数十倍…

ふらふらになりながら生活する中でも、駆け巡っている意識(今展におけるねずみ)は、様々な発見に到達させてくれます

そんな発見や情景を写真に残すように展示しています

 

搬入・展示を終え、一呼吸おき、改めて作品を思い返すと

今の自分は満たされているのだなと感じました

それは決して良い意味だけではなく、危機感をも感じました

今そこに気付くことができたわたしはどうすべきか

今回の展示は今しかできない

これからもっと強くわたしらしい世界を築くことができるような

そんな可能性を感じました

 

井上 真利

© 2020 GALLERY FUKUZUMI

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