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miyazaki_2022
宮﨑豊治の彫刻/layer1992-2022
2022.5.23[Mon]-6.11[Sta]
ヒトのカタチをつくりはじめたのは1990年代の始め頃だった。
そのころの彫刻やドローイングに登場するヒトは少し俯き加減でシルエットのようだった。
ヒトは私でもある。
心情の変化なのか自身でもわからないが俯いていた姿勢はいつからか前を向いている。
日々のドローイングも変化する私によって積み重ねられる。
厚みを増すその断面は地層のように見える。
宮﨑豊治の彫刻 『narrow lane - seeing 2025』
2025.4.14[Mon]-5.10[Sat]
いつもの散歩道は曲がりくねって細い。
道は左から右に傾斜する地形の起伏に沿うように続いている。
やがてカーブの先に山が大きく見えてくる場所がある。
遠くの山並みも眺めながら向きを変え、もっと細い旧道を通って家に戻る。
なぜか、以前住んでいた場所でも、散歩は細くて起伏のある道を選んでいた。
歩いていると、自分が風景や地形の一部になる瞬間がある。
私はその瞬間をカタチにして留めておく。
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